大型の機体だからスケールは1/300
飛行機モデルファンにはおなじみのエフトイズの製品。
もう発売中ですが哨戒機コレクション、もう手にしていただけましたか。
戦闘機などと違ってベースの機体が大きいだけに今回のモデルのスケールはおなじみの1/144ではなく1/300。
それでも仕上がりのサイズは全長約12cm前後。
どの機体も4発の機体だけに、12cmといえども存在感は十分です。
流石に哨戒機ですね。
単発機の模型を多く見ていると4発の大型機はやはり威風堂々というか、迫力あります。
今回の哨戒機コレクション、機体は3種
コレクションの機体は全部で6種ですが、モデル化されているのは3機種です。
まずは新明和の飛行艇、PS-1。
飛行機ファンには説明するまでもないでしょう。世界で最も優れた飛行艇の一つですよね。その機体形状が高い波が立つ荒れた海面でも離着水を可能にしている、日本が誇る機体です。モデルでもその機体形状がしっかりと再現されているのは言うまでもありません。
しかも、いつものように塗装済み。
さらに、注目はディスプレイのベース。飛行艇ならではのベースがついてくるんです。海面を表現した板ですね。プラスチックパーツでこちらも塗装済みなのがうれしい。
なかなかこんな感じに波や海面の塗装はできません。
続いてはこれまた飛行機ファンにはおなじみですね。
P-3Cです。
こちらは2種類のキットが用意されていますが、その違いは塗装です。一つはホワイトとグレイに塗り分けられた初期塗装を再現。もう一つは全面がグレイに塗装されたロービジ塗装仕様。
どちらがお好みですか。作り比べが楽しみですね。
そして、最後の機体はもちろん、最新のP-1対潜哨戒機。今回のシリーズの中では唯一のジェット機です。プロペラとは違う4発のジェットエンジンポッドが目を引きます。
しかも主翼は後退翼になっているのも時代を感じさせてくれます。
P-1のキットは3タイプ。塗装、マーキングが異なるんですね。初号機の白赤塗装はとりわけ目を引きますね。
いつものように細かな塗装済みで組み立ても手軽
大型機の哨戒基のモデルと入ってもそこはエフトイズ。
どのキットももちろんパーツはそれぞれきっちりと塗装済みです。
機体形状だけでなく、パネルラインの再現や脚の繊細な表現なども仕上がりの実感を高めています。
胴体や主翼に貼る日の丸や機体番号などはデカールが入っていますから最後の仕上げはモデラーの腕の見せ所。
大型モデルとは言え手軽に取り組めるエフトイズ製だけに、デカールだけでなく、ちょっとした墨入れなどに腕をふるってみるのも良いでしょう。
戦闘機のコレクションとは一味違う哨戒機コレクション。
スタッフのおすすめです。
ホビコレ特典の機体も忘れずに
今回特典機体として選んだのはP-3C。
2001年開催の下総スカイフェスタに登場した、海上自衛隊第203教育航空隊のP-3C記念塗装機です。イルカのイラストが特徴的なこのモデルは、機首にニヤリとした心にくいティースマークも。
ホビコレでしか手に入らないかわいらしいマーキングをお楽しみください。