第二次大戦のアメリカ軍戦闘機です。双胴の悪魔、なんていうニックネームもつけられていましたね。日本の飛行機ファンには山本五十六長官の搭乗した一式陸攻を撃墜した戦闘機として記憶される方も多いのではないでしょうか。
スコードロン・シグナルから入荷のこの1冊は当時の記録写真を豊富に掲載した迫力たっぷりの「イン・アクション」シリーズからの1冊です。モノクロの記録写真ばかりでなく、現存するフライアブルの機体を撮影した空撮写真なども収録されて目をひきます。
機体の開発過程を紹介するヒストリーも紹介。そして、試作機から各タイプの機体を網羅しています。中でちょっと興味深かったのは船で輸送されてきた機体をトレーラーに積んで街中の通りを進んでゆく写真ですか。飛行している機体は格好いいんですけど、翼端を取り外した状態でトレーラーの乗せられたP-34って、なんとなく親しみを感じたりします。
また、当時の生産ライン、工場の様子も見られますが、工業力のすごさが伝わります。さすがにアメリカですね。
イン・アクションシリーズですが前線基地での整備風景の写真などからはエンジンのディテールなどもわかります。ディテールアップにも参考になる1冊ですね。最後の1枚は現存するフライアブルなP-38とライトニングの名称を引き継いだF-35ライトニングIIがいっしょに飛行する空撮写真で締めくくり。
ページ数は80ページ。写真点数は175点。
■スコードロン・シグナル 資料本 P-38 ライトニング イン・アクション(ソフトカバー版)
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